紫のカーディガンと丸眼鏡のモグラが小さなこてで鉢植えのスミレを手入れする

2月の誕生月の花

  • スミレ
  • プリムラ(プリムローズ)
  • アイリスほかに挙げられる花

2月の誕生月の花はスミレとプリムラで、アメリカ花卉協会の表ではアイリスも加わります。

スミレはどの表にも登場する2月の定番です。2つの農事暦はこれにプリムラ(プリムローズ)を組み合わせ、アメリカ花卉協会はアイリスを添えています。ペンシルベニア州立大学の表はスミレのみです。農事暦の解説は、1つの月に複数の花が並ぶ理由として、文化や地域による言い伝えの違いを挙げています。

西洋では、スミレは「誠実」「慎み深さ」、プリムラは「若い恋」と結びつけられてきました。日本の花言葉でもスミレは「誠実な愛」、プリムラは「ひたむきな愛」とされ、どちらも恋愛に寄った意味が目立ちます。アイリスは日本で「よい知らせ」とされ、こちらも明るい言葉です。

この月の花

スミレViola

日本の花言葉:
誠実な愛

スミレ属(Viola)の花で、英語の violet はこのグループを指します。日本の花店でストック(アラセイトウ)と呼ばれる Matthiola incana とは別の植物です。日本の花言葉は「誠実な愛」、西洋では「誠実」「慎み深さ」「変わらぬ愛」です。

プリムラ(プリムローズ)Primula

日本の花言葉:
青春の始まりと悲しみ、青春の恋
日本の花言葉:
ひたむきな愛

英語の primrose はふつう Primula vulgaris を指します。日本のサクラソウは多くが原生種の Primula sieboldii なので、総称のプリムラを使います。日本の花言葉は「ひたむきな愛」「青春の恋」、西洋では「若い恋」、1884年の本では「青春の始まり」です。

アイリスIrisほかに挙げられる花

日本の花言葉:
恋のメッセージ、吉報
日本の花言葉:
よい知らせ

アイリス属(Iris)。2月の花として挙げているのはアメリカ花卉協会だけで、同協会が付ける意味は「ひらめき」です。1884年の本では「伝言」とされ、日本の花言葉の「恋のメッセージ」「吉報」も、知らせを運ぶ花という点で通じ合っています。

よくある質問

スミレとストックは同じ花ですか?

違う花です。2月の誕生花の violet はスミレ属で、ストック(アラセイトウ)は Matthiola incana という別の植物です。中国語圏ではストックを「紫羅蘭」と呼ぶため、violet の訳語として取り違えられることがよくあります。

プリムラとサクラソウはどう違いますか?

どちらもサクラソウ属(Primula)ですが、日本でサクラソウと呼ぶのは多くの場合、日本原生の Primula sieboldii です。日本の園芸解説には primrose をキバナノクリンザクラとするものもありますが、これは英語で cowslip と呼ぶ Primula veris の和名なので、ここでは総称のプリムラにしています。

誕生月の花と花言葉は文化的な言い伝えです。月の花は『The Old Farmer’s Almanac』『Farmers’ Almanac』、米国花卉協会、日ごとの植物はウィリアム・ホーン『The Every-Day Book』(1825年)にもとづいています。