クリーム色のスカーフのコアラがオパールを持ち上げて眺める

10月の誕生石

  • オパール
  • トルマリン

10月の誕生石は虹色の遊色をもつオパールと、色の幅が広いトルマリンです。

10月は2021年の改訂でも石が加わらず、オパールとトルマリンの2種類が続いています。アメリカのリストも同じ2石で、日米の顔ぶれが一致する月です。見る角度で虹色が揺れるオパールと、ピンクから緑、青まで、1つの石に複数の色が出るものもあるトルマリン。紅葉の季節らしく、どちらも色の変化を楽しむ石です。

オパールはヨーロッパで長く、清らかさや希望、真実の象徴とされてきました。ベドウィンの伝承では、雷雨のときに稲妻を宿して空から落ちてきた石と語られます。トルマリンの名はシンハラ語の toramalli(色の混ざった石)に由来します。ピンクのトルマリンは愛や思いやりと結びつけられることが多く、結婚8周年の記念石でもあります。

この月の誕生石

オパール

モース硬度:5–6.5

オパールは水分を含んだ非晶質のシリカでできた石で、結晶の形をもちません。白、黒、オレンジのファイアオパール、そして虹色の遊色を見せるものがあります。モース硬度5–6.5。主な産地はオーストラリア、エチオピア、メキシコ、ブラジル、アメリカです。

トルマリン

モース硬度:7–7.5

トルマリンは複数の鉱物をまとめたグループの名前です。色はピンク、赤、緑、青と幅広く、1つの石に複数の色が出るものもあります。モース硬度7–7.5。主な産地はブラジル、アフガニスタン、パキスタン、ナイジェリア、マダガスカル、アメリカのカリフォルニア州とメイン州などです。

お手入れ

オパールはぬるま湯と中性洗剤で洗うだけにし、高温や急な温度変化を避けます。薄いオパールを貼り合わせたダブレットやトリプレットは、長く水に浸けないようにします。硬い宝石と離して保管すると傷を防げます。トルマリンは日常使いに向く石で、ぬるま湯と中性洗剤、柔らかいブラシで洗えますが、超音波やスチーム、熱は避けます。

各国のリスト

日本のリスト(2021年改訂)アメリカのリストイギリスのリスト
オパールトルマリンオパールトルマリンオパール(トルマリン)

よくある質問

オパールは水で洗っても大丈夫ですか?

中性洗剤を入れたぬるま湯で洗う程度なら問題ありません。注意したいのは、薄いオパールを別の素材と貼り合わせたダブレットやトリプレットで、長時間水に浸けるのは避けます。高温や急な温度変化にも弱い石です。

10月の誕生石は国によって違いますか?

日本とアメリカは、どちらもオパールとトルマリンの2種類です。イギリスの宝飾業界団体のリストではオパールが主な石で、ピンクトルマリンが代わりの石として挙げられています。

誕生石は宝飾と文化の習わしで、石の意味は言い伝えです。宝石のデータはGIA(米国宝石学会)、米国宝石協会(AGS)、全国宝石卸商協同組合などの公開情報をもとにまとめています。