ライム色のニット帽のペンギンが布でペリドットを磨く

8月の誕生石

  • ペリドット
  • サードオニックス
  • スピネル

8月の誕生石は黄緑のペリドット、縞模様のサードオニックス、多彩なスピネルの3種類です。

8月の顔ぶれは、日本とアメリカで少し違います。日本はペリドットとサードオニックスの2石に、2021年の改訂でスピネルを加えた3種類です。アメリカではスピネルが2016年に加わった一方、1912年に8月の筆頭だったサードオニックスは、現行のジュエラーズ・オブ・アメリカのリストから外れています。

サードオニックスは古代ローマで印章やカメオに好んで使われ、兵士は軍神マルスを彫ったサードオニックスの指輪をはめていたと伝えられます。ペリドットの名は、アラビア語で「宝石」を意味する faridat にさかのぼるとされます。スピネルの名はラテン語の「とげ」に由来し、結婚22周年の記念石とされています。

この月の誕生石

ペリドット

モース硬度:6.5–7

ペリドットはかんらん石(オリビン)のうち宝石質のもので、色は黄緑から緑がかった黄です。モース硬度6.5–7。主な産地は中国、ミャンマー、パキスタン、タンザニア、ベトナム、アメリカで、古くはエジプトのザバルガド島が知られていました。急な温度変化と酸に弱い石です。

サードオニックス

モース硬度:6.5–7

サードオニックスはカルセドニーの一種で、赤褐色と白、または褐色と黒の層が重なった縞模様が特徴です。モース硬度6.5–7。主な産地はインド、ブラジル、ドイツ、チェコ、マダガスカル、ウルグアイ、アメリカです。サードニクスとも表記され、染色されたものも多く出回っています。

スピネル

モース硬度:8

スピネルは鉱物名もそのままスピネルで、赤、ピンク、オレンジ、紫、すみれ色、青と色の幅が広い石です。モース硬度8で丈夫です。主な産地はタジキスタン、ミャンマー、スリランカ、ベトナム、タンザニア、パキスタン。2021年の改訂で、アメリカに続いて日本のリストにも入りました。

お手入れ

ペリドットは温度変化や酸に弱いため、スチームと超音波は使わず、中性洗剤と柔らかいブラシで洗い、硬い宝石とは離して保管します。サードオニックスは染色されていることが多く、機械洗浄は慎重に、高温も避けます。スピネルは丈夫で、ぬるま湯と中性洗剤なら問題ありません。ひびがなければ超音波やスチームも使えますが、強い熱で色があせるものもあります。

各国のリスト

日本のリスト(2021年改訂)アメリカのリストイギリスのリスト
ペリドットサードオニックススピネルペリドットスピネル(サードオニックス)ペリドット(スピネル)

よくある質問

8月の誕生石が日本とアメリカで違うのはなぜですか?

サードオニックスの扱いが違うためです。アメリカでは1912年のリストで8月の筆頭だったサードオニックスが、現行のジュエラーズ・オブ・アメリカのリストから外れています。日本のリストはサードオニックスを残したまま、2021年にスピネルを加えました。

スピネルとルビーは同じ石ですか?

別の鉱物です。ルビーはコランダムで、モース硬度はスピネルが8、ルビーが9です。ただ赤いスピネルは見た目がよく似ており、イギリス王冠の「黒太子のルビー」のように、名高い石が長くルビーと思われてきた例があります。

誕生石は宝飾と文化の習わしで、石の意味は言い伝えです。宝石のデータはGIA(米国宝石学会)、米国宝石協会(AGS)、全国宝石卸商協同組合などの公開情報をもとにまとめています。