トルコ石
モース硬度:5–6トルコ石は銅とアルミニウムを含む含水リン酸塩の鉱物で、色は空色から緑がかった青、緑まであります。モース硬度5–6。すき間の多い石のため、安定化処理されたものが多く出回っています。主な産地は中国、イラン、アメリカのアリゾナ州とネバダ州。ターコイズとも呼ばれます。

12月の誕生石はトルコ石、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコンの4種類で、青系の石がそろいます。
12月は3月と並んで、日本のリストで最も石の多い月です。トルコ石とラピスラズリの2石に、2021年の改訂でタンザナイトとジルコンが加わりました。この2石はアメリカのリストに先に入っていたもので、ジルコンは1952年、タンザナイトは2002年に採用されています。空色、群青、青紫と、冬の空を思わせる青が重なります。
トルコ石は古代エジプトの時代から大切にされ、ヨーロッパではトルコ石の指輪が「私を忘れないで」という意味をもつとされました。結婚11周年の記念石です。ラピスラズリは古代の文明で珍重され、ルネサンス期の絵画では貴重な青の顔料ウルトラマリンの原料になりました。ジルコンはヒンドゥーのナヴァラトナ(9つの宝石)のひとつに数えられています。
トルコ石は銅とアルミニウムを含む含水リン酸塩の鉱物で、色は空色から緑がかった青、緑まであります。モース硬度5–6。すき間の多い石のため、安定化処理されたものが多く出回っています。主な産地は中国、イラン、アメリカのアリゾナ州とネバダ州。ターコイズとも呼ばれます。
ラピスラズリは単一の鉱物ではなく、ラズライトを主に、方解石や黄鉄鉱が集まった岩石です。色は深い青、紫みの青、緑がかった青で、モース硬度5–6。主な産地はアフガニスタン、チリ、ロシアで、アンゴラ、カナダ、アメリカ、パキスタンでも採れます。
タンザナイトはゾイサイトの青から紫の変種で、色は青、すみれ色、青紫です。モース硬度6–7。産地はタンザニアのメレラニ丘陵だけで、名前もこの産出国にちなみます。1962年に確認され、1968年に宝飾品として世に出た新しい宝石で、古い言い伝えはありません。
ジルコンは鉱物名もジルコンで、青、無色、赤、オレンジ、黄、褐色、緑とさまざまな色があります。モース硬度6–7.5。主な産地はスリランカ、オーストラリア、ミャンマー、ベトナム、カンボジアです。人工のキュービックジルコニアとは別物で、ヴィクトリア朝には青いジルコンが好まれました。
トルコ石はすき間が多く、熱や酸、化粧品、皮脂から遠ざけ、ぬるま湯と中性洗剤だけで洗い、スチームと超音波は使いません。ラピスラズリは染色されたものがあり、アセトンやアルコールで色が落ちることがあるので、目立たない場所で試してから中性洗剤で洗います。タンザナイトは傷がつきやすく急な温度変化で割れることもあるため、指輪より耳飾りやペンダントに向いています。ジルコンも擦れに弱く、超音波とスチームを避け、柔らかいブラシで洗います。
| 日本のリスト(2021年改訂) | アメリカのリスト | イギリスのリスト |
|---|---|---|
| トルコ石ラピスラズリタンザナイトジルコン | トルコ石タンザナイトジルコン | タンザナイト(トパーズ) |
改訂前のトルコ石とラピスラズリに、2021年の改訂でタンザナイトとジルコンが加わったためです。どちらもアメリカのリストで先に採用されていた石で、日本の改訂ではアメリカ側の追加を取り入れる形がとられました。
現行のアメリカのリストには入っていません。1912年のリストでは12月の代わりの石でしたが、1952年の改訂で外れ、ジルコンが加わったとされます。日本のリストは今もラピスラズリを12月に置いています。
1月ガーネット
2月アメシストクリソベリル・キャッツアイ
3月アクアマリンサンゴブラッドストーンアイオライト
4月ダイヤモンドモルガナイト
5月エメラルドヒスイ(ジェイダイト)
6月真珠ムーンストーンアレキサンドライト
7月ルビースフェーン
8月ペリドットサードオニックススピネル
9月サファイアクンツァイト
10月オパールトルマリン
11月トパーズシトリン
12月トルコ石ラピスラズリタンザナイトジルコン誕生石は宝飾と文化の習わしで、石の意味は言い伝えです。宝石のデータはGIA(米国宝石学会)、米国宝石協会(AGS)、全国宝石卸商協同組合などの公開情報をもとにまとめています。