ラベンダー色のスカーフの黒猫が貝殻の中の真珠を両手で包む

6月の誕生石

  • 真珠
  • ムーンストーン
  • アレキサンドライト

6月の誕生石は真珠、ムーンストーン、アレキサンドライトの3種類です。

6月はもともと、真珠とムーンストーンという、やわらかな光沢をもつ2石の月でした。2021年の改訂で、アメリカが1952年に加えていたアレキサンドライトが日本のリストにも入り、3種類になりました。この改訂では、アメリカで先に追加された石を日本でも取り入れる形がとられています。結果として、6月の顔ぶれは日米でそろいました。

真珠は清らかさや謙虚さ、無垢の象徴とされ、婚礼の贈り物に選ばれてきました。古い伝承では、天から落ちた涙とも語られます。ムーンストーンはギリシャやローマの月の女神と結びつけられ、ヒンドゥーの伝承では月の光が固まったものとされてきました。アレキサンドライトの名は、のちのロシア皇帝アレクサンドル2世にちなみます。

この月の誕生石

真珠

モース硬度:2.5–3

真珠は海水や淡水の貝の中で育つ有機質の宝石で、主成分は炭酸カルシウムの真珠層です。色は白、クリーム、ピンク、シルバー、ゴールド、黒。モース硬度2.5–3と柔らかく、主な産地は日本、中国、オーストラリア、インドネシアなどです。現在流通する真珠の多くは養殖です。

ムーンストーン

モース硬度:6–6.5

ムーンストーンは長石の一種で、無色の地に青い光がふわりと浮かぶアデュラレッセンスという現象が特徴です。モース硬度6–6.5で、粘り強さが低く熱で割れることもあります。主な産地はインド、スリランカ、ブラジル、マダガスカル、ミャンマー、タンザニア、アメリカ。和名は月長石です。

アレキサンドライト

モース硬度:8.5

アレキサンドライトはクリソベリルの変種で、昼の光では緑から青緑、白熱灯では赤から紫みの赤に変わります。モース硬度8.5で丈夫な石です。主な産地はブラジル、スリランカ、東アフリカで、かつてはロシアのウラル山脈で採れました。赤と緑の変化は帝政ロシアの軍の色になぞらえられました。

お手入れ

真珠は柔らかく傷つきやすい石です。香水や化粧を済ませてから身に着け、外したあとは湿らせた柔らかい布で拭き、ほかの宝飾品とは分けてしまいます。ビニール袋での保管は避けます。ムーンストーンは超音波とスチームを使わず、ぬるま湯と中性洗剤、柔らかいブラシで洗います。アレキサンドライトは日常使いに向く丈夫な石で、ぬるま湯と中性洗剤での洗浄が基本です。

各国のリスト

日本のリスト(2021年改訂)アメリカのリストイギリスのリスト
真珠ムーンストーンアレキサンドライト真珠ムーンストーンアレキサンドライト真珠(ムーンストーン)

よくある質問

6月の誕生石は3つのうちどれを選べばいいですか?

日本のリストでは3つに順位はなく、どれも同じ6月の誕生石です。毎日身に着けるなら硬く丈夫なアレキサンドライト、扱いに気を配れるなら柔らかい真珠やムーンストーン、というように手入れのしやすさで考える方法もあります。

6月の誕生石は日本とアメリカで同じですか?

同じです。アメリカのリストも真珠、ムーンストーン、アレキサンドライトの3種類で、日本は2021年の改訂でアレキサンドライトを加え、アメリカと同じ顔ぶれになりました。

誕生石は宝飾と文化の習わしで、石の意味は言い伝えです。宝石のデータはGIA(米国宝石学会)、米国宝石協会(AGS)、全国宝石卸商協同組合などの公開情報をもとにまとめています。