緑のスカーフの伝書鳩が、封筒をくわえて風に乗る

九星気学の本命星

四緑木星

しろくもくせい

五行
木
色
緑
八卦
巽
象
風

風が遠くまで香りを届けるように、人と話をつないで広げる人。

四緑木星の八卦は「巽」、象は風です。風はどんな隙間にも入り込み、遠くの土地の匂いや便りを届けます。五行は木で、三碧木星が芽吹きなら、四緑木星は枝葉が伸びて整っていく初夏の木。星の色の緑は、葉が茂りきった頃の落ち着いた色です。行き来すること、整えること、縁を結ぶことがこの星の象とされ、人と人、場所と場所をつなぐ役回りに結びつけて読まれてきました。

知り合いと知り合いを引き合わせるのが自然にできる人です。「それならあの人に聞くといいよ」と、仕事でも私生活でも誰かを紹介する場面が多く、気づけば顔の広さが周りの財産になっています。職場では角の立たない言い回しでメールを整え、聞き取りにくい要望を相手に合わせて伝え直すのが上手。家では居心地のよさを大事にし、季節に合わせて部屋の小物を入れ替えたりします。

長所

  • 相手や場に合わせて言葉を選べるので、難しい話も角を立てずに伝えられます。取引先への断りの連絡や、意見の割れた会議のまとめ役を任されることが多いはずです。
  • 人脈を囲い込まず、必要な人どうしを惜しみなくつなぎます。その場で得をしなくても、紹介した縁がめぐって信頼として返ってくることが少なくありません。
  • 段取りを整える力があり、出張の手配や行事の準備を抜けなく進めます。関係者への連絡の順番まで考えるので、当日になって慌てる人が出にくくなります。

気をつけたいところ

  • どちらの意見にも理があると感じて、最後の判断を先送りしやすい傾向です。選ばないことが相手を待たせる結果になる場面では、期限を自分で決めておくと動きやすくなります。
  • 頼まれると断りにくく、誘いや依頼を広く受けすぎて予定が過密になりがちです。風のように動き回るうちに、自分の休む時間が後回しになっていないか確かめたいところです。
  • 周囲の評判や空気に敏感なぶん、人の噂に気持ちが揺れることがあります。確かめていない話を前提に動く前に、本人に直接聞くひと手間が誤解を防ぎます。

人づきあいと恋愛

人当たりが柔らかく、初対面でも話しやすい印象を与えるので、出会いの機会そのものは多い星です。恋愛では、急に距離を詰めるより、何度か会ううちに自然に親しくなる流れを好むと読まれます。友人関係は広く、それぞれの相手と心地よい距離を保つのが上手。その一方で、誰にでも優しいことがパートナーを不安にさせることもあるため、特別な相手には特別だと伝わる言葉や時間を意識して用意しておくと関係が安定します。

仕事と学び

調整、交渉、仲介のように、複数の立場をつなぐ役割で力が出やすい星です。社外とのやり取りが多い営業や渉外、物の流れを整える購買、人を集めて企画を形にするイベント運営などが挙がります。情報を集めて広げるのが得意なので、社内の連絡網の要になることも。最終判断を一人で抱える立場では迷いやすいため、判断の基準を上司やチームと先に共有しておくと、持ち味の機動力が生きます。

相性(伝統的な見方)

四緑木星は木の星で、同じ木の三碧木星とは比和にあたります。相生では、水が木を育てるので一白水星が四緑木星を支え、木が火を生むので九紫火星の力になると読まれ、どちらも伝統的に相性がよいとされます。ぶつかりやすい点を知っておく関係は二つの系統です。一つは金が木を断つとされる六白金星・七赤金星、もう一つは木が土を剋すとされる二黒土星・五黄土星・八白土星。前者には決断の遅さを、後者には予定の変わりやすさを指摘されやすいので、理由を先に共有すると摩擦が減ります。

九つの星との関係

五行の相生(生み合う)と比和(同じ五行)の関係は、伝統的に「相性がよい」とされます。相剋は「合わない」という意味ではなく、ぶつかりやすい点をお互いに知っておく関係として読まれます。

月命星が四緑木星の場合

月命星が四緑木星の人は、内側に「誰とも争わずに済ませたい」という穏やかな願いを抱えていると読まれます。本命星が一白水星なら水生木の流れで、聞き役の外見と調和を求める内面がよくなじみます。本命星が土の星だと、外では決めたことを守る堅さを見せながら、内では人の気持ちを気にして迷う、という二重の動きが出やすいとされます。

四緑木星の生まれ年

  • 1924(大正13年)
  • 1933(昭和8年)
  • 1942(昭和17年)
  • 1951(昭和26年)
  • 1960(昭和35年)
  • 1969(昭和44年)
  • 1978(昭和53年)
  • 1987(昭和62年)
  • 1996(平成8年)
  • 2005(平成17年)
  • 2014(平成26年)
  • 2023(令和5年)
  • 2032(令和14年)

1月1日〜立春(2月3日〜4日ごろ)に生まれた方は前年の星になります。

よくある質問

四緑木星は何年生まれですか?

四緑木星の年は1951・1960・1969・1978・1987・1996・2005・2014・2023年です。九星では立春が年の始まりなので、1月1日から立春の前日(2月3日ごろ)までに生まれた方は前年の星で数えます。2024年1月生まれの方は、2023年扱いで四緑木星です。

四緑木星の「風」にはどんな意味がありますか?

四緑木星の八卦「巽」は風を表し、入る、従う、整うといった意味が重ねられてきました。風は形を持たずにどこへでも入り込み、遠くの便りや香りを届けます。この星が人と人をつなぐ役割や、交渉・往来にかかわる性質と結びつけて読まれるのは、この風の象から来ています。

四緑木星と二黒土星の相性は?

五行では木が土に根を張って締めつけるとされ、四緑木星から見て二黒土星は剋す相手、ぶつかりやすい点を知っておく関係にあたります。あちこちに縁を広げたい四緑木星と、決まった場所でじっくり育てたい二黒土星では、時間の使い方が違います。動く役と守る役を分ければ、互いの不足を補える組み合わせです。

ほかの星

九星気学の星と相性は、伝統的な考え方を自己理解のための読みものとして紹介したものです。将来を予言するものではなく、医療・金銭・法律・住まいなどの判断の根拠にはなりません。計算は国立天文台と同じ考え方の節入り時刻(日本時間)にもとづきます。