カラー性格診断とは?色と性格の関係を研究から考える

約10分で読めます

青いカードを並べた小さなテーブルを挟み、しま模様の服を着た柴犬と、星柄のマントを着て椅子にとまるフクロウが向かい合っています。背後には窓があります

この記事のポイント

  • ある研究では、色の好みが説明できたビッグファイブの得点のばらつきは最大約5%でした。
  • 赤は「熱心な」と「動揺しやすい」の両方で、最も多く選ばれた色でした。
  • 参照した研究には、標準となる4色の性格タイプ一覧はありません。
  • 誰にでも当てはまる説明にも納得しやすいため、当たる感覚だけでは精度は判断できません。
  • 採用について引用した論文は、選考に用いる自己申告式の性格検査を扱っています。

カラー性格診断は、好きな色や選んだ色、診断の結果に出た色から、その人らしさを読み取ろうとするものです。色の好みと性格に関連があるかを調べた2つの研究は、異なる結果を報告しています。韓国の成人854人を対象とした研究では弱い関連が見られ、色の好みが説明できたビッグファイブの各特性得点のばらつきは最大5%でした。一方、フランス語を話す323人を調べた研究では、検証した11の予測がどれも確認されませんでした。

四季に分けるパーソナルカラー分析は、別の考え方です。PerrettとSprengelmeyer(2021)が整理したスタイリングの分類では、肌、髪、瞳の色をもとに似合う服の色を提案します。好みの色から性格を推測する仕組みとは異なり、パーソナルカラー診断で扱っています。

カラー性格診断とは?色と性格を結びつける3つの考え方

色と性格の関係には、異なる3つの考え方が含まれています。

1つは研究として、好みの色と、測定した性格特性に関連があるかを調べるものです。もう1つは、回答者を色のタイプに分けるカラー性格診断で、4色の分類も、当サイトの8色の分類もここに入ります。さらに、赤から熱心さを連想するように、色と特性を結びつける考え方があります。JueとHa(2022)は、この連想を質問紙調査で直接測定しました。

当サイトの診断は2つ目に当たり、自分を振り返るために設計されています。ここで紹介する色の好みと性格の研究は、当サイトの8色の分類や採点方法の精度を検証したものではありません。

色はどんな性格を連想させる?成人854人が選んだ言葉と色

韓国の成人854人が性格を表す言葉に色を選んだところ、赤は「熱心な」と「動揺しやすい」の両方で1位でした。

JueとHa(2022)が『Frontiers in Psychology』で発表した調査です。参加者はインターネットで募集され、20の性格形容詞に、赤、オレンジ、黄、緑、水色、濃い青、紫、白、灰、黒の10色を対応させました。1つの言葉につき、最大3色まで選べました。論文の表1には、各形容詞で上位3色に入った色と、それぞれを選んだ参加者の割合が載っています。

言葉1位2位3位
熱心な赤 43.2%オレンジ 16.4%黄 11.1%
動揺しやすい赤 44.0%オレンジ 12.5%黄 8.9%
温かい黄 27.2%オレンジ 24.6%赤 12.8%
頼りになる緑 25.0%水色 21.6%濃い青 16.2%
情緒が安定した緑 24.6%水色 15.6%白 13.9%
不安を感じやすい紫 21.7%赤 17.9%灰 14.5%
複雑な紫 28.5%灰 15.0%濃い青 11.1%
静かな白 22.6%灰 15.4%緑 14.8%

同じ色が、印象のかなり違う言葉で1位になっています。赤は「熱心な」と「動揺しやすい」だけでなく、「けんか好きな」でも1位でした(32.5%)。紫は「不安を感じやすい」と「複雑な」、緑は「頼りになる」と「情緒が安定した」の両方で最も多く選ばれています。

1位の色でも、選んだ人は半数に届きません。20の形容詞全体で、1位の色の選択率は、最も低いものが16.2%(「控えめな」で白)、最も高いものが44.0%(「動揺しやすい」で赤)でした。

イーゼルに置かれた文字のない赤いカードを挟み、笑顔の柴犬と、赤いマフラーを巻いて不安そうな顔をしたカピバラが向かい合っています
同じ色から、ずいぶん違う反応が生まれます

この割合は、ある色とある言葉を結びつけた参加者の割合です。その色を好きな人がどんな性格かを示す数値ではなく、個人にとっての色の意味を決めるものでもありません。著者たちも、色の好みや色への感じ方は年齢、性別、文化によって異なることが多いと指摘しています。今回の参加者は韓国の成人でした。

4色の性格タイプには、共通の分類がある?

参照した研究には、標準となる4色の性格タイプ一覧はありません。

市販の性格検査には、人を4色に分けるものがあります。

編集部としては、すべてに共通する4色分類があるとは考えられません。それぞれの検査が、使う4色に独自のラベルを付けられるからです。4つに分けること自体が、設計上の選択です。

青いオーバーオール姿のレッサーパンダが、テーブルに並ぶ4つのクリーム色のトレーに青いカードを分け、片方の手にもカードを持っています
タイプの数は、診断を設計するときに決まります

当サイトでは8色を使っています。8色のうち、メインカラーとサブカラーを1色ずつ選ぶため、結果は2色の組み合わせになります。

当サイトの8つの性格カラー

当サイトの診断は、4つの特性の得点から、8色のうちのメインカラーとサブカラーを判定します。

カラー性格診断は全24問で、所要時間は約4分です。エネルギー(静かな内向きから外向きの輝きへ)、感じ方(理性で判断から心で共感へ)、段取り(臨機応変からきっちり計画へ)、想像力(堅実な現実派から自由な発想へ)の4つを、それぞれ0〜100点で表します。16問は4つの選択肢がある場面の質問で、残る8問は、同意する度合いを5段階で答える質問です。

4つの得点が各色の特徴にどれだけ近いかによって、8色を順位付けします。最も近い色がメインカラー、2番目に近い色がサブカラーとなります。レポートの見出しは「火付け役レッド」などのメインカラーの型名で、サブカラーは別のラベルに表示されます。メインカラー一致度と、8色それぞれへの近さもパーセントで出ます。これは4つの得点と各色の原型との距離を換算した値で、診断の正答率や人口比率ではありません。下位タイプはなく、2色の組み合わせごとの名前もありません。

メインカラーごとに「いちばん相性がいい」色と「ぶつかりやすい」色が固定されています。これは診断の設計上の対応表で、実際の人間関係の相性を検証した結果ではありません。

性格カラーエネルギー・感じ方段取り・想像力相性がいい色・ぶつかりやすい色
火付け役レッド外向き・理性寄り計画派・現実派ティール・パープル
ノリよしオレンジ外向き・共感寄り臨機応変・現実派グリーン・ブルー
ひらめきイエロー外向き・理性寄り臨機応変・空想派ブルー・グリーン
見守りグリーン内向き・共感寄り計画派・現実派オレンジ・イエロー
悠々ティール内向き・理性寄り臨機応変・現実派レッド・ピンク
深海ブルー内向き・理性寄り計画派・空想派イエロー・オレンジ
月あかりパープル内向き・共感寄り臨機応変・空想派ピンク・レッド
ぬくもりピンク外向き・共感寄り計画派・空想派パープル・ティール

診断の8色と、JueとHaの研究に登場する10色は、別の分類です。研究では赤から「熱心な」と「動揺しやすい」の両方が連想されましたが、診断のレッドは、4つの特性における位置によって定義されています。

珍しい性格カラーはどれ?

珍しさは、診断がタイプをどう定義するかと、どのような人が回答するかによって変わります。そのため、ここでは珍しい性格カラーの順位は付けていません。

色の好みと性格は別のもの:研究が示した結果

韓国の成人854人を対象とした研究では、色の好みが説明できたビッグファイブの各特性得点のばらつきは、いずれも5%以下でした。

JueとHa(2022)は、参加者に10色を好きな順に並べてもらい、10項目性格尺度(TIPI)にも回答してもらいました。TIPIは10の質問でビッグファイブの特性を測る尺度です。参加者の年齢は20〜60歳で、調査はすべてオンラインで行われました。

外向性と各色の好みとの間に、有意な相関は見られませんでした。ただし、同じ論文の別の分析では、外向性が高いグループは低いグループより緑を好み、著者たちは予想外の結果だとしています。ほかの4特性で有意だった相関係数の絶対値は、すべて0.07〜0.16でした。最も大きかったのは、赤の好みと情緒安定性との関連です(−0.16)。水色の好みは、協調性(0.12)、誠実性(0.13)、情緒安定性(0.13)と正の相関がありました。

回帰分析では、この関連の大きさも示されています。色の好みは、外向性以外の各特性を有意に予測しましたが、説明できた割合を表すR²は最大0.05でした。

ビッグファイブの特性R²統計的に有意か
外向性0.02いいえ
協調性0.05はい
誠実性0.03はい
情緒安定性0.05はい
開放性0.03はい

R²が0.05とは、モデルに含まれる色の好みを合わせても、この参加者集団における特性得点のばらつきの約5%を説明したという意味です。残りの部分は説明できていません。著者たちは、相関係数がかなり小さく、関連は強いものではなく大まかな傾向を示す程度だと述べています。また、10項目の尺度は詳しい質問紙より粗い測定かもしれず、韓国の成人で得られた結果をほかの集団に広げることにも限界があるとしています。

この研究は、色の好みと性格特性の関連を調べたもので、当サイトの診断の精度を検証したものではありません。当サイトの採点方法や判定の正しさを裏付けることはできません。

丸い黒縁眼鏡と星柄のマントを着けたフクロウが、虫眼鏡でテーブル上の緑のカードを調べています。反対側には閉じたノートがあります
色の好みと性格の関連は、診断の精度とは別です

もう1つの研究では、関連が見つかりませんでした。Jonauskaiteら(2021)は、6つの人気サイトの説明から、好きな色と性格特性について検証できる11の予測を作り、フランス語を話す323人で確かめました。要旨では11の予測がどれも確認されず、好きな色は性格と関連しないようだと結論づけています。2つの研究は、参加者、性格の測り方、分析方法がそれぞれ異なり、結果も一致していません。

色の研究には、人はなぜある色を好きになるのかを問うものもあります。PalmerとSchloss(2010)は、色から連想する物への感情的な反応の平均が、色の好みにつながるという理論を要旨で提案しています。たとえば、青からは晴れた空やきれいな水を連想します。これは色を好きになる理由についての理論で、要旨では性格について論じていません。

曖昧な説明が「当たっている」と感じられる理由

バーナム効果(フォアラー効果)は、曖昧で幅広い人に当てはまる説明を、自分の性格を正確に表すものとして受け入れる現象です。

Forerは1949年に「個人的妥当化の誤り:信じやすさを示す授業での実演」という論文を発表しました。DicksonとKelly(1985)の文献レビューは、そうした説明を受け入れる度合いが、どれほど自分に当てはまり、好ましく感じられるかに左右され、評価の種類もある程度関わると要旨で結論づけています。FurnhamとSchofield(1987)の文献レビューの要旨は、約50件の関連研究を批判的に検討したと述べています。

この効果が示すのは、一般的な説明を人が受け入れやすいということです。すべてのカラー性格診断が間違いだという意味ではなく、どれかが正しいという証明にもなりません。

緑のマフラーを巻いたカピバラとしま模様の服の柴犬が、同じ緑のカードを1枚ずつ持って笑っています。間には小さなオレンジ色の光があります
曖昧な説明は、何人もの人に当てはまります

編集部では、別の色の説明に置き換えても同じように当てはまるかどうかが、一般的な表現と具体的な表現を区別する手がかりになると考えています。ほかの色に替えても同じくらいしっくり来る説明なら、その表現は広く当てはまるものです。納得できたという感覚だけでは、診断が何かを測れているかはわかりません。

カラー性格診断は職場で使える?

引用した資料には、4色の診断を採用や業績評価の判断に使うことを支持するものはありません。

最も近い論文は、選考に用いる自己申告式の性格検査を扱っています。Morgesonと5人の共著者が2007年に発表した論文です。要旨では、『Personnel Psychology』と『Journal of Applied Psychology』の元編集者5人が、人材選考での性格検査の研究を再検討したと説明しています。著者たちは、仕事の成果を予測する妥当性が非常に低いことを問題に挙げ、採用選考で公刊された自己申告式の性格検査を使うことは再検討すべきだと結論づけました。性格という概念自体は選考に価値を持つ可能性があるものの、今後は自己申告尺度に代わる方法を探すべきだとも述べています。同じ著者たちによる後の応答論文では、批判の対象は選考場面に限られ、性格研究全体ではないと明記されています。

丸眼鏡のフクロウと黄色いオーバーオール姿のレッサーパンダが、小さな丸テーブルを挟んで座っています。中央には文字のない黄色い付箋があります
小さなテーブルに置かれた黄色い付箋

2つの論文はいずれも、選考に用いる自己申告式の性格検査についてのもので、一般的な原則を支える資料です。

編集部としては、4色の結果は、チームのLINEグループで会話のきっかけにするような用途に向いていると考えています。一方、採用、昇進、業績評価の根拠にすることは適切ではありません。当サイトの8色の診断も、自分を振り返るためのものです。色による分類を使わない職場のコミュニケーションモデルは、DISC理論で紹介しています。

色の結果と日常の行動を結びつけるには

編集部では、色の結果を、一度の回答をまとめた自己観察のきっかけとして捉えています。人を固定するラベルや、医学的な診断としては使えません。

当サイトのカラー性格診断では、メインカラーとサブカラーに加え、4つの特性を0〜100点で示します。具体的な数値があれば、実際の行動との違いや共通点を考えられます。段取りの得点が高い場合なら、1週間のカレンダーに書いた予定のうち、実際にできたこととの比較です。エネルギーの得点が高い場合なら、1週間に誘われた食事会に参加して、どう感じたかとの比較になります。

友達同士で結果を比べるときも同じです。メインカラーが同じ2人でも、サブカラーは違うかもしれません。4つの得点からは、どの特徴に違いがあるかがわかります。

診断の結果は、気分、ストレス、人間関係について資格を持つ専門家に相談することの代わりにはなりません。仕事や健康についての判断の根拠にもできません。

研究者が実際に測定する性格モデルについては、ビッグファイブで特性得点の意味を説明しています。4つのアルファベットで分ける分類は、16タイプで扱っています。

診断してみる

よくある質問

好きな色と性格の一覧は?

韓国の成人854人が性格を表す言葉に色を選んだ研究では、赤が「熱心な」(43.2%)と「動揺しやすい」(44.0%)の両方で1位でした。これは色からの連想で、赤を好む人の性格を示す一覧ではありません。1位の色も選択率は最大44.0%で、同じ研究での色の好みと性格得点の関連は弱いものでした。

4色の性格診断は、どの4色に分かれますか?

参照した研究には、標準となる4色の性格タイプ一覧はありません。当サイトも4色の分類は使っていません。レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ティール、ブルー、パープル、ピンクの8色から、メインカラーとサブカラーの2色が結果に出ます。

珍しい性格カラーはどれですか?

珍しさは、診断がタイプをどう定義するかと、どのような人が回答するかによって変わります。参照した研究には、各カラーの人口に占める割合はありません。そのため「最も珍しい上位3色」といった順位は、根拠のない推測になります。

職場に向いている4色の性格診断はありますか?

引用した採用の論文は、選考に用いる自己申告式の性格検査を扱っています。学術誌の元編集者5人と、もう1人の著者による2007年の論文は、仕事の成果を予測する妥当性が非常に低く、採用選考での使用を再検討すべきだと結論づけました。4色の診断を職場の評価に使う根拠にはなりません。

カラー性格診断は当たりますか?

色の好みと性格の研究結果は一致せず、参照した資料は当サイトの診断の精度を検証していません。韓国の成人854人の研究では、色の好みが説明したビッグファイブの得点のばらつきは最大5%。フランス語を話す323人の研究では、11の予測がいずれも確認されませんでした。バーナム効果の文献レビューは、曖昧な説明を受け入れる度合いが、当てはまりや好ましさに左右されるとしています。

参考文献

  1. Exploring the relationships between personality and color preferences · Frontiers in Psychology, 13, 1065372 (Jue & Ha) · 2022 · doi.org
  2. What does your favourite colour say about your personality? Not much · Personality Science, 2, e6297 (Jonauskaite, Thalmayer, Müller & Mohr) · 2021 · doi.org
  3. The “Barnum Effect” in Personality Assessment: A Review of the Literature · Psychological Reports, 57(2), 367-382 (Dickson & Kelly) · 1985 · doi.org
残り6件を表示
  1. An ecological valence theory of human color preference · Proceedings of the National Academy of Sciences, 107(19), 8877-8882 (Palmer & Schloss) · 2010 · doi.org
  2. Accepting personality test feedback: A review of the Barnum effect · Current Psychology, 6(2), 162-178 (Furnham & Schofield) · 1987 · doi.org
  3. Reconsidering the use of personality tests in personnel selection contexts · Personnel Psychology, 60(3), 683-729 (Morgeson, Campion, Dipboye, Hollenbeck, Murphy & Schmitt) · 2007 · doi.org
  4. Are we getting fooled again? Coming to terms with limitations in the use of personality tests for personnel selection · Personnel Psychology, 60(4), 1029-1049 (Morgeson, Campion, Dipboye, Hollenbeck, Murphy & Schmitt) · 2007 · doi.org
  5. The fallacy of personal validation: a classroom demonstration of gullibility · Journal of Abnormal and Social Psychology, 44(1), 118-123 (Forer) · 1949 · doi.org
  6. Clothing Aesthetics: Consistent Colour Choices to Match Fair and Tanned Skin Tones · i-Perception, 12(6) (Perrett & Sprengelmeyer) · 2021 · doi.org

診断と記事はセルフチェックのためのもので、医学的な診断や治療に代わるものではありません。つらいときは、専門家やお住まいの地域の相談窓口、よりそいホットライン(0120-279-338、無料)などにご相談ください。

この記事は、Type of You編集部がAIの助けを借りて文献の整理と執筆を行い、末尾の参考文献と一つひとつ照らし合わせて確認しています。イラストは当サイトのキャラクター設定をもとにAIで生成しています。